2021/01/20
こんにちは。
よだ歯科医院の依田です。
1月の寒さはなかなかです。
雪が降ってないだけまだましです。
私は毎年1月いっぱいは、2月の寒さに備えて、完全防備の冬服(厚着)を
控えています。冬服を持っていないわけではありません。
そして毎年2月用の冬服を着ることなく3月を迎えることになります。
周りの方に寒そうですけど平気ですか?とよく聞かれます。
なんなんでしょう。
我慢好きなのか、心配性なのか。
今年こそ我慢しない予定です。
さむいなー
とは関係なく。
緊急事態宣言中というだけで気持ちが上がってきません。
どうしたらいいんだ!悩みはどんどん湧いてきます。
こんな新型コロナウイルス問題の状況の中
どう生きるか、どう生き抜くか。
問題は1つではないのですよね。
いつでも、どこでも、どんなときでも、どんな時代でも、どんな人でも。
2つ以上の複合型の問題にあふれているのです。
ウイルスがいることの問題
死ぬかもしれない恐怖の問題
商売が成り立たない不安の問題
いつまで続くのか、この先どうなるかの不安の問題
などなどあげたらきりがないくらいです。
歯科医師として日々の診療で症状の原因が複合型でない方はほとんどいません。
複数の不特定要素がある場合は常に難しいです。
いっぺんには改善できませんが、シンプルに一つ一つ分解して、
出来ることから改善する。
一つでも問題が解決すれば、見える景色、感じる空気、雰囲気が変わってきます。
難しいパズルも解けやすくなるでしょう。
今の世の中の状況も小さなことの積み重ねで少しでも良くしたいところです。
そんなことで、お勧めの本があります。
複合汚染
著者:有吉佐和子
発行所:新潮社文庫
昭和54年発行
私が3歳の時にすでにこの衝撃的な小説が世にでていたことになります。
世の中は全く良い方向には向かっていないように思えます。
一つの環境汚染物質の人体への影響は研究できますが、
それぞれの業界ごとに無数に存在するので複合汚染となる。
複数になりそれがどうなのか、研究できないので、悪いのはわかっていても、
悪い、ダメ、とは言わず、わかりません。と答えるのが正解なのです。
大人語を使いこなせることなど、どうでもよいわけで、全然
笑えません。
有吉佐和子さんのエネルギー、バイタリティ、
個性的な登場人物、
有機農業で環境汚染、健康問題を改善しようとしている農家さんたち
のおかげで
明るい気持ちになれました。
正しいことをやり続ける信念、行動力、最後は自分次第。
今月も頑張っていきます。
千歳烏山の歯医者・よだ歯科医院