2014/10/15
みなさんこんにちは。
よだ歯科医院の依田です。
先日パシフィコ横浜で行われた健康生活フェアin Yokohamaに行ってきました。
細分化されすぎた現代医療、西洋医学のグレーゾーンを改善しようと
多くの先生方、
たくさんの健康グッズ関係の業者の方々で会場はとても盛り上がっていました。
そんな中でも
笠原巌先生の講演はとても勉強になりました。
疑いながら、興味津々で聞かせていただきました。
からだの歪みについて
足から全身のトラブルを改善する。というテーマでの講演でした。
外反母趾、浮き指、偏平足をどうにかしないといけない。
直立二足歩行の人類が重力をどう捉えているか。どう捉えるか。
足の裏のアーチが正常でなければ、からだは重力に負けてしまいます。
足の裏の不安定を体の上部で補うため、骨盤の歪みや猫背、側湾症などが起こります。
足の裏の不安定を首が補い、肩こり、首こり、頭痛、めまい、胃腸障害、便秘、下痢、冷え、不眠、自律神経失調、などが起こります。
足の裏の不安定をすねやもも、お尻が補うため、足のむくみ、O脚になります。
確かにその通りだと思いました。
ところで、外反母趾、浮き指、偏平足のほんとうの原因は何だ。
まさかのまたしても、生活習慣なわけです。
すなわち歯科疾患と同じ文明病だったのです。
新生児の原始反射には
「把握反射」
「吸てつ反射」
「モロー反射」
があります。足の裏には把握反射があります。
当然過保護に育てば足の裏に刺激が加わらず、鍛えられません。
口腔機能は吸てつ反射があります。
口腔からの栄養摂取の仕方しだいで、良くも悪くも顎顔面の成長は大きく変わります。
人間の体は文明社会において、快適で、便利で、安全になりすぎて、生まれた瞬間から、上から(口腔周囲)も下からも(足の裏)様々に、不健康のリスクにさらされていることに気付かされてしまいました。
気づいたところで私のような若い一歯医者に何ができるのだろうか。
時代の流れにはなかなか逆らえませんが、健康については知っているだけで将来に大きな財産となるはずです。
足の裏、足の指、歩き方、姿勢、について興味を持っていただければと思います。
よだ歯科医院