2014/09/16

みなさんこんにちは。
よだ歯科医院の依田です。
どうやら今年も暑い夏を乗り越えてしまったようです。
朝晩は涼しくなりましたね。
季節の変わり目です。体調管理が難しいですが、過ごしやすい秋にしっかり備えたいと思います。
秋といえば、食欲の秋、スポーツの秋、読書の秋、などあり、
歯科医師としては体力勝負という意味では、食欲、スポーツ、かも知れませんが、
科学者という面からみると、読書のウェイトが勝るようにもいます。

歯科治療を科学的にみて、
頑張っていることと、正しいことを行っているのとは意味が違います。
患者さんの求めることと、歯科医師が思う良い治療もなかなか折り合いません。
どんなに技術が進歩しても、それが正しいとしても、人間社会においては良いことが正しいわけではありません。大人であればほとんどの人がわかっていることです。
歴史のある正しくないものをひっくり返すのは、ほぼ不可能に近いことに思います。
パラダイムシフトは分かっていてもそう簡単には実現しません。
しかし、それを分かっていても、世の中を敵に回しても、声を大にして、正しいことを唱えてくれる先生たちもいます。
本当にありがたいです。
歯科において、この本の内容は大学で教わり終わっておくべきことだと思いますが、
私がこの本に出会ったのは残念ながら、恥ずかしながら、今年になってからです。
歯医者になって13年たってしまっています。
皆さん、虫歯予防イコールフッ素塗布、フッ素入り歯磨き粉と考えていませんか。
フッ素とはそもそもなんなのか。
なぜフッ素と虫歯が出会ったのか。
そこから教えてくれる本です。
興味のある方は是非参考にして下さい。

フッ素信仰はこのままでよいのか
反対論の学術的基盤
著訳編　　村上　徹
績文堂出版株式会社
2013年8月30日　発行
定価2800円

よだ歯科医院