2014/07/26
こんにちは
よだ歯科医院の依田です。
どうやら今年の夏も猛暑のようです。
暑さに負けず約2ヶ月、頑張りましょう。
最近のあまりにも極端な天候は、地球がどうにかなってしまっているのではないかと心配になってしまいます。
しかし、はるか昔から氷河期という気候の変動が極端に大きい時代を繰り返してることを考えると、最近の極端な天候は、極端というほどではないのではないかと、考えてしまったりします。快適で便利な今日の文明社会のおかげで、生活範囲が狭くなってしまっている自分に気付くと、すこしくやしく思ったりもします。
どこから来てどこに向かっているのか
ミクロとマクロの視点で考えることが大切ですよね。
原因を特定し
診断し
治療や生活習慣の指導を行う。
歯科診療においては人の一生のせいぜい80~90年がマクロの視点になります。
しかし本当の意味での原因を考えた時には
歴史を振り返らなくてはなりません
近代史だけでなく
古代史だけでなく
先史、人類史、進化、発生学まで。
歯科疾患は慢性の生活習慣病で文明病でもあります。
すなわち人類が狩猟採集生活から農耕生活をとりいれ
文明社会を築いてしまったことによる負の遺産といえます。
なぜ今日のような文明社会にたどり着いたのか。そしてどこに向かっているのか。
ストレスは多いものの、快適で便利な社会の時代に生きていることは本当にラッキーに思います。狩猟採集生活時代を大変そう、と思ってしまっていることでもラッキーにつながっています。
こうした大きな流れのなかで、いまをどうしたら良いか。
夏井睦先生のホームページの書評からみつけた書籍です。
遊動生活から定住生活への変化の過程をあらゆる角度から深く考察しています。
とても勉強になりました。
人類史のなかの定住革命
西田正規
講談社学術文庫
\960
興味のある方はぜひ参考にしていただければと思います。
よだ歯科医院