2013/04/02

こんにちは。
新年度始まりました（よだ歯科医院は1月からですが）。
気持ちを新たに今月も頑張ります。
今回のブログですが、先日
国立科学博物館【特別展】
グレートジャーニー
人類の旅
に行ってきましたので、その内容を合わせて考えたことを書いてみようと思います。
人類は約700万年前にアフリカで初期猿人として誕生し、
200万年前からユーラシア大陸をへて世界に拡散し始めました。
南米大陸の最南端までたどり着くのが1万年前。
太平洋の島々には8000年前でとても時間がかかっています。
1日1日を一生懸命生きている私たちにとってあまりにもスケールの大きな話です。
世界中に広がった人類は過酷な環境でも知恵をしぼり、生き抜いています。
アマゾンの熱帯雨林、アンデスの高地、アラスカ・シベリアの極北地、アタカマ・ゴビ・ヌビア・ダナキルの乾燥地帯、などなど。
どの時代も、どの環境でも、生きていくことは食料を確実に獲得することです。
人類は700万年前に直立二足歩行を始め、それ以来様々に進化してきました。
姿勢が変わり、脳容量が増加し、両手が自由になり、道具をつくり、火を使い、狩猟採集力が高まり、さらには農耕、畜産を始めたことで、食料獲得のために働かなくてよい人間が増え、技術、文明、文字、言語が発明され、少数の集団が国家にまでの大集団になり、宗教が起こり、権力社会になり、格差社会となり、富の再分配に悩み、権力闘争が起こり、とうとう地球規模の環境問題、エネルギー問題、食料問題、戦争問題、歯医者としては健康問題・・・・
人類の進化は来るところまできたように思います。
地球規模での問題を起こせるくらい。
地球規模での問題に立ち向かおうとするくらい。
人類ってすごい。
歯周病菌には歯周病菌の、昆虫には昆虫の世界があるだろうけれど。
人類に代わる生物はもはや地球上には存在しません。

そんなことを思いながら現実問題は、現代の恵まれた日本で生活をしているわけで、やはり日本人でよかった。と思ってしまいます。
（もし自分が日本人でなく過酷な環境で生活している人であったとしたら、日本人を羨ましく思うのだろうか。）
恵まれた日本でもストレス社会の厳しさはあります。
しかし人類の長い歴史の中に自分を当てはめてみると、目の前のつらいことや、苦しいこと、を大きいなりに小さなことに変えてくれます。
ミクロとマクロを融合させいろいろな角度から考えることが大切ですね。
歯医者の切り口でも考えたことがありますので、また読んでいただければと思います。

よだ歯科医院