2013/02/14
こんにちは。
寒い日が続きますが温かい春までもうひと踏ん張りです。
インフルエンザには気をつけましょう。
これまで私のブログでは病原菌意外のテーマを多く取り上げてきました。歯科疾患では病原菌(感染症)だけでは説明できないことがあまりにも多くあるからです。
日常生活の癖、力、重力による慢性疾患。
血流、酸素供給のための体温調節不良(低体温)による慢性疾患。
それらを顎関節症や咬み合わせ、歯並びと関連付けて考えてきました。
今回は毎年訪れるインフルエンザの季節を思いながら、人間を病気に陥れる病原菌(感染症)について考えてみようと思います。
病原菌(感染症)と聞くと天然痘、インフルエンザ、結核、マラリア、ペスト、麻疹(はしか)、コレラ、などなど。
歯医者で言うところの歯周病菌、虫歯菌。
現代医学の病気は絶えず病原菌との闘いの歴史でもあります。
人間が食料生産をし始めてから病原菌との闘いが始まったといわれています。
つまり狩猟採集生活から農耕、畜産に移行したことがきっかけであったのです。
農耕畜産ができるようになってから人口は劇的に増加し、栄養状態が改善し、時間の余裕ができ、技術が発展した。しかし家畜たちから病原菌をたくさんいただくことになった。
1万年以上前にさかのぼり、さらに人類の起源は700万年前、細菌に起源は46億年前。
お互いに進化してきたわけです。いまや人間が地球の主人公ですが(人間の視点)細菌も生きていくのに必死なようです。
自分の住処(宿主、人間)を見つけ、種の保存のため突然変異も含め変化し続けています。
こんな大きな歴史の流れからみて現在に病原菌をやっつけられるのだろうか。
とても難しいです。しかし予防は可能です。歯周病、虫歯の予防も可能です。
歯医者はそういうことを広めないといけませんね。
今月も頑張りましょう。
よだ歯科医院