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- スポーツマウスガード
当院では、アスリートを目指している方や、スポーツを楽しみたい方に、パフォーマンスの向上や健康のために、歯科の視点から、アドバイスや治療を行っています。
虫歯、歯周病といった歯科疾患の概念にとらわれることなく、歯並び、咬み合わせといった顎顔面の機能やバランスを診査し、呼吸、睡眠、食事、ストレスマネジメントなど、歯科とリンクする分野に踏み込んで対応しております。
気になることなど、何でもご相談いただければと思います。
スポーツによる顎顔面の外傷、歯の損傷の予防には、マウスガード(スポーツ用マウスピース)の作製も行っています。
マウスガードとは
マウスピース、マウスプロテクターなどとも呼ばれ、口腔内を保護するゴム質の装置です。
歯の破折、口の中の怪我、顎の骨折、脳震盪などを予防します。
スポーツ用品店などで販売されている既製品のマウスガードでは、一人一人の歯型、咬み合わせに合っているとは限りません。
スポーツにおける口腔内の事故を防ぎ、身体能力をより発揮するためには、一人一人の歯型に合わせた、そして望ましい咬み合わせに調整されたカスタムメイドのマウスガードがおすすめです。
スポーツにおける怪我は、入念な準備と体や競技に合ったプロテクターを使用することによって、回避もしくは軽減することができます。各種スポーツの競技人口が増えるとともに、プロテクターも普及、進化してきました。
歯科領域では、マウスガードがこれに当たります。
カスタムメイドのマウスガード
マウスガードは三つの種類があり、一つは出来合いのものを上下の歯で咬みこむものです。適合は悪く、咬み合わせの配慮はありません。プリフォームドタイプと呼ばれています。
出来合いのものでも、お湯に漬けて熱で軟化する、あるいはパテ上のものを練って、自分の口に合わせた整形ができるもの。マウスフォームドタイプと言われ、プリフォームドタイプと比べると改善されています。しかし適合、咬み合わせは十分ではありません。
適合、咬み合わせ、装着感の良いものはカスタムメイド(オーダーメイド)のマウスガードです。
マウスガードを使用する方へ
多くのスポーツ選手は、パワーを出すために歯を食いしばります。マウスガード装着時の食いしばりは、マウスガードをすり減らしてしまいます。マウスガードは少なくとも1年に1回はすり減りや、破損をチェックして、いたんだものは作り替えると良いでしょう。
スポーツをする方へ
スポーツをする方で虫歯や歯周病、咬み合わせに問題があると、十分な栄養が取れないばかりか、歯が食いしばれないため、能力を発揮しきれないこともあります。
普段から口腔内の管理を心がけ、定期的な歯科検診を受けると良いでしょう。
マウスガードの装着が推奨されるスポーツ
義務化
ボクシング※1・アメリカンフットボール(アメフト)※2
一部義務化
ラグビー(13歳~19歳)・アイスホッケー(U-20)・空手(組手)・フィールドホッケー(中学のみ)
着用可
野球・ソフトボール・バスケットボール・バレーボール・ハンドボール・サッカー・テニス・陸上競技(投擲・跳躍)レスリング・ウェイトリフティング・柔道
※1 ボクシングをはじめとして、顔面を直接殴打される格闘技全般
※2 NFLでは一部義務化にとどまる
費用
16,500~27,500円(税込み)
咬み合わせの状態や、使用目的による厚みの違いで、費用は変わります。ご相談ください。
マウスガード作製の流れ(患者様の来院回数は2~3回)
1回目
1. 口腔内診査(顎関節、咬み合わせを含む)
2. 歯型の型取り
技工室にて作製
3. 模型の作製 咬み合わせの精査、マウスガードの厚みの決定
4. バキュームフォーマーにてマウスガード用プロフォームを模型に圧接、咬み合わせにより2段階で行う
5. 咬合器に模型を付着し、マウスガードの咬合調整、形態修正
6. 研磨、つやだし
2回目
7. 口腔内試適、咬合調整、形態修正、仕上げ、完成
8. おわたし
3回目(場合により)
9. 調整