2019/08/02
こんにちは。
よだ歯科医院の依田です。
ようやく梅雨明けましたね。
恐れていた通りの猛暑日がつづきそうです。
熱帯夜も日中の猛暑も3日で十分。
というわけにはいきません。
しっかり汗かいて、水分摂って、ちゃんと食事して、
盛り上がって、夏を楽しみたいですね。
ここのところ食事、栄養、について
ブログを更新することが多いのですが、
時にはバイキン君についてもと思います。
心も体も健康であるためには、食事、栄養が大切なのですが、
昔も今も、医学も歯学もやはりやっつけるべき敵はなんだかんだでバイキンな訳です。
歯科では歯周病治療を中心に、口腔内細菌から形成されるデンタルプラーク、
バイオフィルム、をいかに除去するかが、何はなくとも基本中の基本です。
地球に生きていているのに、ばっちいバイキンがいない清潔を求めて、追求して、
一生懸命、殺菌、消毒、滅菌を叫んでいることが、なかなかしっくりこないのですけどね。
なんなら、消毒薬を頭からかぶり、ごくごく飲み込んで、
部屋中、消毒薬をぶちまけて、
もしくは地球ごと消毒したらよいと思ってしまう訳です。
口腔内細菌には腸内細菌と同じように
善玉菌、悪玉菌、日和見菌が棲み付いていて
歯周病菌、むし歯菌、からデンタルプラークが形成され
バイオフィルムというぬるぬる、ねばねばの強敵か出来上がります。
歯肉の血管から全身をめぐって慢性的な菌血症になります。
慢性的に菌血症が起っていると
糖尿病
高血圧
動脈硬化症
脳血管障害
肺炎
心臓病
腎臓病
胃炎
関節炎
皮膚炎
妊娠トラブル
骨粗しょう症
に影響を起こしてしまいます。
えっ!
じゃあ、
痛くも痒くもないのに歯医者に行かなきゃいけないの。
歯医者に行かなきゃ死にますよ。なの?
とにかく歯周病予防、クリーニング、歯石除去、プラーク除去、除菌、殺菌。
かなり大切なんです。
こんなことを啓蒙したり、みなさんのモチベーションを上げたりするのは、
とても大変なことなのですが、
バイキンの話も時には必要なのです。
潔癖になる必要はまったくありませんからね。
奥田克爾先生の本おすすめです。
続編もあります。
一般書よりやや細かいのですが分かりやすいです。
史上最大の暗殺軍団デンタルプラーク
著者:奥田克爾
発行:医歯薬出版株式会社
2016年3月20日 第一版
価格:本体3200円+税
暑さに負けずに今月も頑張ります。
よだ歯科医院