小児歯科と母乳育児(3)|よだ歯科医院|千歳烏山の歯医者・歯科

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小児歯科と母乳育児(3)

だいぶ涼しく、というより肌寒くなってきましたね。
皆さん体調管理は大丈夫でしょうか。
さて今回のブログは、「小児歯科は何を目的に診療をするか」について考えてみようと思います。
歯科疾患は慢性疾患であり、生活習慣病ということは分かりました。
では病気になる「慢性~」、や「生活習慣」はいつ、どこで始まるのか。
さかのぼるときりがないのですが、やはり生まれた瞬間からではないでしょうか。
育児法は調べてみるととても多くの方法があり、何が正しいのか分からなくなりそうです。
歯科医師として育児での明確な目標は、永久歯列(大人の歯に生えかわった時)になった時に正常咬合に出来る限り近い咬み合わせにすることです。
正常咬合とは、見た目のきれいな歯並びというだけでなく、人が健康に生きていくためのとてつもなく深い意味があります。
大人になったら矯正治療をすれば良い。という次元の話ではありません。
自然に正常咬合に成長することが一番良いに決まっています。
毎日の診療の中で正常咬合の患者さんに出会えたことはほとんどありません。
皆さん何がしかの問題があります。しかし正常咬合に近ければ近いほど、歯科疾患の問題が少ないと感じます。

正常咬合であると
虫歯になりにくい
歯周病になりにくい
歯ぎしり、くいしばりによる歯の消耗が少ない
顎関節症になりにくい
咀嚼、嚥下、発音の機能が良い
口呼吸でなく鼻呼吸である
ストレスを溜めにくい
骨格が良い
顔貌が良い
姿勢が良い
免疫力が強い
ホルモンバランスが良い
血行が良い

きりがありません。

そんな良いことばかりの正常咬合になるためには、生まれた瞬間までさかのぼり母乳育児を行うことがとても重要だったのです。
今月ももう一息頑張ります。
次回は母乳育児について咬み合わせと関連付けて考えてみようと思います。

 

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